画面デザインの重要性と思い出
今日は寒い。
ぼちぼち転職活動中です。
IT業界と言えば新興勢力のようにとらえられがちだけど、
そうは言っても古い企業なら30年以上の歴史があります。
そういう企業は大口の顧客を持っているようだけど、
作っている製品が古臭いな~と感じています。
画面デザインに対するこだわりが足りない。(上からでごめん)
見た目が古臭い。(また言っちゃった)
前職の話をしたい。
私はSEとして某企業で働いていた。
親会社の人事課が新しい人事管理システムを導入する運びとなり、
社内でコンペを開催することになった。
某クラウド人事管理システムと、
某人事管理システムのパッケージ会社が検討候補に挙がり、
それぞれの社員を呼んで各製品の持ち味や画面構成について説明してもらうことになった。
2つの機能を比べたときに、以下のような違いがあった。
クラウドシステムの方は、機能がそれほど多くない代わりに、直感的に操作可能な画面構成が持ち味だった。
対してパッケージの方は、多様な機能があり、他の人事関連システムとのデータ連携機能が備わっている代わりに、画面のデザインには注力していないものだった。
2つのシステムを比べたときに、社内SEである私は、
パッケージシステムの方が長期的視点で見ても合理的だなと思っていた。
というのも、クラウドシステムが提供する機能の多くは、
自社(私が当時働いていた会社のこと)開発システムの機能と重複していたからだ。
自社開発システムのバージョンアップが必要となったことが、
今回のコンペ開催のきっかけだったので、
既存と同じ機能しか持ち合わせていないクラウドシステムは必要ないと言えた。
だがしかし、親会社の人事課職員は某クラウドシステムを選択した。
結構な金額の買い物であり、画面構成以外は既存の機能と同様であるにも関わらずだ。
この決定の背景にはもうすこし事情があるのだけど、
画面の見やすさはかなり重要な条件なのだなと考えるきっかけとなった。
画面デザインなどは、どちらかというとBtoCのアプリ開発の現場で重視されがちで、
BtoBの企業のSIerなどは、顧客との関係構築が盤石であるから、
画面構成に力を入れていないのかなと転職でいろいろな企業を見ていると感じる。
でも、今後BtoCで始まった画面デザインの波は
BtoBの企業にも押し寄せるのだろうなと確信している。
業務システム開発をしている企業でも、
画面デザインに注力する時代が来ると思う。
その時でも、生き残れる企業に就職したいなと考えて転職活動中だし、
現在選考中の企業では、開発しているシステムの画面デザインを確認して、
デザインが弱い企業の場合は辞退している。
とはいえ、就職活動なんかやめてワーホリしたい気持ちもあるけれど。笑